へんなかがみ : エビがかわいすぎて生きるのがry

「偏見」とか「差別」とか「コミュニケーション」とか、
一見社会的っぽいテーマを掲げておいて、
中身ではやりたい放題好きなことやる、っていうスタイルは
ずるいというか羨ましいというか。

ドキュメンタリーっぽいハンディカメラやら、
やたらぐちゃぐちゃしてたり痛かったりする描写やら、
無駄にかっこいい兵器やロボットやら、
いちいち「楽しいからやってる」感じがにじみ出ていて、
こういうモノ作りのあり方というのは理想的だなあと
心から思いました。

で、何より大事なのは、その「好きなこと」の中に
TFが組み込まれてたってことなんですよね。
謎の液体を浴びて、じわじわとエビ（っぽい宇宙人）に
変わっていってしまう身体を抱えて、
あっちこっち逃げまどう主人公のダメっぷりと
哀れっぷりはそれはそれは見事なものでした。

段階を踏んでねっとり描かれる変身も
（爪や歯が抜けたり、食べ物の嗜好が変わったり）
それにいちいち大きなリアクションをしてみせる様子も
結局（話の中では）元に戻れない、というラストも素晴らしい。

……とまあ大満足ではあったんですが、
ひとつだけ残念なポイントを挙げさせて頂けるなら、
変身するのが男性だってことですね。
いや、俳優さんの演技は100点だったと思いますし
こんなことやってくれる女優さんもそうはいないでしょうし、
テーマが微妙にブレちゃうかもしれないわけで、
男性にした制作サイドの判断は正しかったんでしょう。

でも、やっぱり観たかったわけです。
かわいい女の子が悲痛な表情を浮かべながら
あの気持ち悪い生物に作りかえられていく様子を。

というわけで、描いてみた。



続編に期待……したいけどなあ。
無理かなあ。

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