2ntブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『或るスパイの生活』

2008年08月02日 01:00

『或るスパイの帰還』に暖かいコメントを頂いて。
いい気になって。
挿絵をつけてみる、と宣言してはや数ヶ月。

入れ替わりのイラストってほんと難しいですね……

「動物と入れ替わった女の子の絵」って、
要するに「動物の絵」なわけです。
パーツを織り交ぜて描けば
それなりにそれっぽくなる変身絵とは
似て非なるものなんですな。

紅珠さんとかほんとすげえ。勉強になりました。
[『或るスパイの生活』]の続きを読む

『8人のあみだくじ』 後編

2008年07月27日 02:21

SSにはSSの、イラストにはイラストの良さがあって、
必ずしもその両方があった方がいいとは限りません。
SSでせっかく膨らませたイメージを、
下手なイラストで壊されてしまうことだってあるわけで。

かのフランツ・カフカは、「変身」の挿絵で
虫になったザムザの絵を描かれるのを
断固拒否したとかしなかったとか、
そういう不確かなトリビアを聞いたことがあったりなかったり。

でも、まあ、いいや。

何が言いたいのかといいますと、今回は投稿時に自重した
『変身後』のイラストも描いてみたので、
前編以上の地雷エントリになってしまった、ということです。

タグを見て危険な匂いを感じられた方、
toshi9さんちでコレを読まれて、
すでに理想の(?)ユウちゃんのイメージが
出来上がっている方……なんていないか、さすがにw
とにかく続きを読まれる方は、重々ご注意ください。

※前編未読の方はそちらからどうぞ。
[『8人のあみだくじ』 後編]の続きを読む

『8人のあみだくじ』 前編

2008年07月26日 07:49

『TS解体新書』で開催された『強制モノ祭り』は
新旧の名作が入り乱れた、たいへん賑々しいものでした。
私のやつは浮いてたような気もしないではないですが(笑)
とまれ、このすばらしいイベントに立ち会えたのは
光栄なことだったと思っています。

お祭りは大盛況のうちの幕を下ろして、
現在はまとめの方に格納されていますので、
未見の方は読んでみてはいかがでしょうか。

拙作に関しては(toshi9さんに許可をいただいてあるので)
こちらでも遅ればせながら公開させていただきます。

盛り込みすぎといえば盛り込みすぎで、
人によっては地雷かと思われます。
続きを読まれる方は、
タグを見てじゅうぶんご注意の上どうぞ。
[『8人のあみだくじ』 前編]の続きを読む

準決勝の真実

2008年07月06日 02:33

武術大会の準決勝で、ア○ーナは苦戦をしいられていた。

「くっ、出場者のなかに、
こんなバケモノが混じっていたなんて……」
[準決勝の真実]の続きを読む

おはなしのテスト

2008年04月24日 13:37

『或るスパイの帰還』

敵国への潜入と情報収集。
私が今まで潜り抜けてきた数々の困難にくらべれば、今回のミッション自体はさして難しいものではなかった。

『以上ガ、敵国ノ現在ノ動キデス。
我ガ国内ニモえりあ32ノ北ニあじとガアルトノコトデシタ』
「なるほど。20日間にわたる特別任務、ご苦労だった」
『アリガトウゴザイマス』
「ははは、まさかやつらも、荷物運びのヤギにスパイの頭脳がインストールされているとは思わなかっただろう。
しかもわが国屈指の美人スパイの、な」
『コウシテ人ノ言葉ヲ話スノモ20日ブリデス』
「ああ、便利な機械だろう、君の脳波を直接言語化して、同時翻訳しているわけだ。
これもまだまだ極秘の技術だがな」
『……デハ、ソロソロ元ノ身体ニ……』
「ん?」
『イエ、デスカラ、元ノ姿ニ戻リタイノデスガ……』
「ああ、そのことなんだがな、君には引き続き、その雌ヤギの身体で生きて行ってもらうことになったんだ」
『……エ? チョッ、何ノ冗談ヲ……ンメェエエエ! ベェエエ!!』
「もうこの装置も必要あるまい。
ちょっとまあ色々あってな、君の身体を返すわけにはいかなくなったのだよ」
『ンメェエエエッ!?』

長官が何を言い出したのか、私には理解しかねた。
だが、次の瞬間部屋に入ってきた女を見て、私の混乱はさらに大きくなった。

「失礼します……あらそのヤギ、もしかして」

あれは――私?

「ええ。彼女ですよ、シャルロットさま」

落ち着け。落ち着け。落ち着け。
シャルロットって……聞いたことがある。
たしか機関のスポンサーになってた貴族のワガママ娘で――

「あはっ、お仕事ごくろうさまでした。
コールドスリープ状態になってるあなたの身体見てたら、どうしても欲しくなっちゃって。
ごめんなさいね。
お父様に頼みこんで、私が使わせてもらうことにしたの」
「分かってくれたまえ。
そして君は、いささか知りすぎたのだよ。
どのみち、そろそろ口を封じねばならん段階にきていた。
命を落とさずに済んだだけ、幸せだと思いたまえ」

そんな。
そんな、バカな。
どうして私がこんな目に?
国のために、機関のために必死で働いてきたこの私が、どうしてあんなバカ娘のために!?

『メエッ!? んベエエッ!!』
「ふふ、知ってたんだから、あなた、私のことバカにしてたでしょ。
ブスでワガママな貴族のバカ娘って。
いいのよ、許してあげる。
どうせもう、謝罪も悪口も言えないものね――永遠に。
きゃははははははははははッ!!」
『ンべエエエエエエエエェぇエエエえッッ!!』
[おはなしのテスト]の続きを読む