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はじめてのバター犬 その2

2010年08月02日 00:13

その1をUPした後で思い出したんですが、
この話って「pomera買ったんでポメラニアンの話でも書くか」
というのが執筆のきっかけだったのでした。

別にメーカーさんの回し者でもなんでもないですが、
pomeraいいですよpomera。
ちっちゃくて軽くて打ちやすくて、
そして何よりネットが「できない」のが素晴らしい。
いろんな誘惑に惑わされなくてすむのはかなりでかい。

これで2万円ちょっと。
……正直、安いかどうか分かりませんが、
何か書きたいのにまとまった執筆時間がとれないという人には
けっこう悪くないアイテムかと思います。

そんなpomeraで打ったお話、今回は第2話になります。

第1話のあらすじ
・犬拾った
・バター犬やってみた
・気持ちいいかも

   ×   ×   ×

……もしかしてあたし、感じてんの?
まともに考えられたのはそこらへんまでだったかな。
いっぺん気付いたらもうダメだったね。
いつの間にかすっかり柔らかくほぐれちゃってる
あたしのひだひだにちっちゃい舌が忙しく出入りする、
そのペースがさ。
今までやってもらったどんなクンニより早くてさ。
なんかもう怖いくらいで。

それでまた、なんかいい感じのところを攻めるんだよね。
湿った黒い鼻先をつっこんで、それが時々こう、
クリんとこをこするみたいな感じになったりして。
そうすると背骨にそってぞくぞくって感覚が走るんだけど、
それが引ききらないギリギリのタイミングでまたこすられて。
そのたびにだんだん波が大きくなるわけ。

もちろんその間もずっとぴちゃぴちゃは続いてるんだけど、
こうなってくるともうその音が
なんだか恥ずかしくなってきちゃってさ。
しかもなんだか前より水っぽくなってるっていうか、
時々「しゃぶっ」って感じの音も混じったりして。
かあって体が熱くなってきて、
それが恥ずかしさのせいなのか快感のせいなのか、
もうよく分かんないの。
まあ両方って言うか、相乗効果みたいに
なってたんだと思うんだけどね。

「あ」って思わず声が出て。

びっくりした。
だっていつものあたしの声と全然違ってるんだもん。
聞いたこともないくらい、すっごく甘くて、やらしくて。

「あ、あ、ああ」

一応それなりに我慢しようと頑張ってたつもりなんだけど、
でも全然ダメ。
止まらない。
止められない。
しょうがないから口に手を当てて、
ちょっとでも声が漏れないようにしようとして。

……あれえって思ったんだ。

手に触れるそのへんの感じが、なんか変なの。
何がどう違うのかなあって思ったら、
どうも鼻先の手触りがおかしいんだって気付いたのね。
なんか湿ってて、ちょっと形も不思議な気がすんの。
どう不思議なのかはよく分かんないんだけど、
とにかく、何かがおかしい。
おかしいっていったら、
身体の火照り方もとんでもないことになってて。
いや、たしかに熱くなっても無理もないようなことを
してはいたんだけどね。
それにしたって尋常じゃなくてさ。

息があがって、自然と舌が垂れて、ヨダレが滴って。
でも、そんな状況なのに汗が全然出てこないの。
むしろ鳥肌っていうかね。
毛穴がなんかザワザワしてて。
変でしょ?
変なのよ。

「あふ」

変だって分かってるのに、それをちゃんと考えてる余裕がない。

「わふ」

これはもう、天国なんだか地獄なんだか。

「あぉん」

人が一生懸命ものを考えようとしてるのに、
この馬鹿犬ときたらうるさいったらない。
鳴くか舐めるか、どっちかに……

え?

うん、ちょっと考えれば分かるんだよね。
そんなの、同時にできるわけないじゃん。
口はひとつしかないんだから。
でも、じゃあこの鳴き声って、一体どこから……え、まさか?

「あ、おぉんっ!?」

そう、その鳴き声が、自分の声だって気付いたときの
驚きはハンパなかったね。

「わおん! あん! わふ、きゃふっ!?」

全然人間の言葉にならないんだもん、そりゃびっくりするよ。
それで、気持ちよさにのまれて気付いてなかったことが
いろいろ見えてきて。
体中から黒っぽい毛がじわじわ生えてきてることとか、
手がなんかじゃんけんの「グー」みたいな形になったまま
開かなくなっちゃってることとか、
そこから固い爪とふにふにした肉球がのぞいてることとか。

夢かと思ったんだけど、そんなわけないんだよね、
今にもイっちゃいそうなくらい感じまくってるんだから。

そう、もうね、ほとんど限界だった。
足なんかもうバカみたいに開いちゃって、
腰をこう、前に出すみたいにしてさ。
あ、あたし、コイツに舐めてもらいやすいように
「工夫」してるんだ……って思ったら、
また一段と恥ずかしくなっちゃって。
それとほとんど同時に、
いいかげん昇りつめたと思った快感の頂上を、
もう一段階、いや二段階かな。
一気に飛び越えて、頭の奥の方で何かがはじけたっていうか、
爆発したっていうか、そんなような感じがしたの。
あれが本当の「絶頂」ってやつなのかなあ。
分かんないけど、今まで経験したことがないような
感覚だったのは確かだよ。

   ×   ×   ×

電車の中でこんな変態小説書いてる奴がいるんだから、
まったく油断も隙もありませんな。

次でラストになります。

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コメント

  1. ゴゴT。 | URL | Xj9pzKFI

    Re: はじめてのバター犬 その2

    この記事見てポメラ買いました

    買っただけで、SSはおろかメモとしてすら活用できてませんがね!w

  2. greenback | URL | xB9R6Xc2

    Re: はじめてのバター犬 その2

    >ゴゴT。さん
    おお、仲間が増えた!
    あのムダに凝ったギミックを開けたり閉じたりしてるだけでも
    私は楽しいんですけどねw
    新しいインターフェースを手にした
    ゴゴT。さんの新作を読める日を心待ちにしております。

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