へんなかがみ : じゆうちょう

ムダ毛などとは無縁であったはずの、アタシの乳白色の肌。
そこにあってはならない物……
黒く太い体毛が無数に生じていた。

それらは脇や陰部を中心にしてはいるが、
あきらかに太腿や腕をも飲み込みつつあり、
あまつさえアタシの豊満なバストの谷間に
胸毛と呼んで差し支えないほどの体毛を生じさせていた。

「あはははは、なんてきたならしい身体……
まるでサルね！　リチャードにお似合いだわ」

　　　×　　　×　　　×

はい、知ってる人は知っている
拙作『リチャードの恋人』の一節でした。
このお話は、かねてより私がもんもんと妄想していたものを
SSの形にして吐き出したもの。
……となればまあ、絵の形にして吐き出すこともあるわけで。



さらに変身は進みます。

なんで？
この仮面、豚の形してたはず……なんで、
人間の、女の――あたしの、顔の仮面になってるの？

はぁっ、はあっ、はあっ、んゴッ！

荒い呼吸に追いつかず、鼻が大きく音を立てる。
でも、今のってまるで……

ケンジが買い物をしてきたお店は、
ゴゴＴ。さんの「豚スーツ」に出てきたお店をイメージしてます。
また、コーディネートネタは紅珠さんの日記から。

お2人にはこの場を借りて、厚く御礼申しあげます。

あ、すぐ下なんで分かるかとは思いますが、
未読の方は前編から読まれるといいかと思われます。

では、続きをどうぞ。

昔描いた絵がありまして、そこそこ気に入ってたわけです。
怪物化した女の子の絵。

ただ、客観的に見るとそれ一枚じゃ何が何だか分からない。
さすがにこれだけじゃブログにのせらんない。

じゃあ、というわけでＢｅｆｏｒｅを描いてみました。
それでも、やっぱりどんな状況なんだか分かんない。

じゃあ補足っぽくＳＳつけてみようか。
……なんてことやってたら、意外と長くなってしまって。

そんなわけで前編、というわけです。

ん、どうしたんだい？
分かんないよ、そんなにブヒブヒ言われても。
……ああ、そうか。
君にとって、はじめての発情期がやってきたんだね。