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すっぴん・その後

2009年12月12日 10:51

またしてもテレビの話ですが、
「ブ○イクコロシアム」が熱いですね。
アイドルが不細工に変身するというコンセプトも、
本人は詳細を知らずに連れてこられて、
一方的に同意したことにさせられて
整形(ほんとは特殊メイク)させられちゃう流れも、
私的にはほとんど感涙モノの企画です。
前回のシャクレ化もよかったけど、
来週(12/19)放送の第2弾はどうなるんだろうなあ。
今からwktkしております。

不細工整形といえば、
「美人が少女達に恐喝(ry」スレで連載中のお話も凄い。
読者の要望をピックアップしながら猛スピードで展開する
脱毛・抜歯・豚鼻整形その他もろもろの転落劇。
とりわけ、現在連載中の日常編が白眉ですね。
姿を変えられた「後」の美女の心理や絶望を
あそこまでねっとりと描けてしまう
作者さんの筆力・妄想力は本当にハンパじゃないです。
そっちの嗜好があるのに未読の方がいらしたら、
いっぺんチェックしてみるといいと思うのですよ。

さて、枕が長くなってしまいましたが、本題。
こっちも他力本願でお送りします。

すっぴんをうpした時、ゴゴT。さんがコメント欄で
すばらしい妄想を書いてくださったんですが、
これが非公開でして。
やっぱり妄想はなるべくみんなで共有した方が
楽しいじゃないですか。

というわけで許可を得て公開させていただくことにしました。
今回もgreenbackのおまけイラスト付き。
そっちもお楽しみいただければとても嬉しいです。
   ×   ×   ×

「大変だったでしょう。でもご安心ください。
 すぐに、貴女を本来の美しい姿に戻してさしあげます」
メイクアップアーティストは、
シャンプーのようなポンプ付き容器から、
とろりとした液体を掌に取る。
専用のリムーバーか何かだろうか。
その手が、特殊メイクが固く食い込んでしまった私の顔を撫でる。
「あ……あぁっ――」
なんだろう。酷く気持ちいい。
以前奮発して少し高級なエステに行ったこともあったが、
そこの高名なエステティシャン以上の指使い。
慈愛すら感じさせる指先がまるで肌に絡みつくように、
メイクごと私を溶かしていく……。
心地よさに、美容院でシャンプーされながら眠りに落ちるような、
まどろみが私を誘う。

……ぼんやりとした私の頭は、
「分厚いメイクの上をなぞられているだけに過ぎないはずなのに
 何故、 敏感な素肌を愛撫されているかのような
 生々しい感触が伝わるのか」
という事にさえ考えが及ばずにいた。

「ふごっ……んぁ……んごぉ、ぉふぅ……」
鼻先を撫でられ、鼻の穴に指先が入れられ
くりくりと動かされると、
「粘膜的な」接触に、もはや官能的とさえ言える感覚がして、
思わず声が漏れることに、
夢心地ながらわずかな恥じらいを感じた。
……それ以上の激しい違和感が頭の片隅にあったが、
上手く頭が回らない。

やがて、顔だけでなく、
メイクを施していないはずの首から下に手が移動し始めても、
とろけた私の脳は、
その事に疑問を持ったり止めようとしたりは思わなかった。
まぶたが重くなりぼやけた視界の中で、
椅子の肘掛けに力なくぶら下がった私の腕。
その腕を彼の手が這うと、
絵の具のように塗り固められた「肌色のメイク」が瞬く間に溶け、
下から体毛に包まれたピンク色の肌が姿を現す。
彼が果実の皮を剥くようにやや強く私の腹を擦ると、
肌色の布かテープのような帯状の何かが剥がれ、
ぐるぐる巻きにされ無理矢理押しつぶされていた
桃色の脂肪が解放され、ぶるんと震える……。

意識の奥で何かが激しく警鐘を鳴らすのを
おぼろげに感じながらも、
もはや股の間を湿らせてさえいた私は、
この快楽に身を委ねることしか考えられなくなっていた。
夢うつつともつかない快感に沈む理性の中で、
――ああ、『本来の美しい姿』って、そういう――
そんな、うすぼんやりした考えだけが、最後に浮かんでいた。

pigmake2.jpg

   ×   ×   ×

腹のところの描写が凄いツボだったんですけど、
私の画力ではどうにも表現しきれませなんだ。
悔しいなあ。

ともかく、素敵なSSならびに公開許可をくださった
ゴゴT。さんに改めて感謝。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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コメント

  1. ゴゴT。 | URL | Xj9pzKFI

    Re: すっぴん・その後

    いやもう、本当にすみません。そしてありがとうございます。
    ・・・と、ただひたすら延々とお礼申し上げたい!
    豚化萌え症状のますます悪化している心に、見事な絵が染み渡ります。
    こんなことなら逆にもっと長文にしてしまって
    下半身もねっとり描写しとくんだったかなー、などと不純な考えすら頭をよぎりますw

    被害者が倒錯的な悦びすら感じてしまう程どうしようもない快楽を伴う豚化・・・
    というのが個人的なツボなわけですが
    その趣味を完全に把握してくださったような「ちょっと幸せそうな」TFを描いていただき、
    まことにありがたく存じまする!

    しかし豚の萌えポイントとは言え、
    鼻まで性感帯にするとか・・・我ながら狂気じみた領域にw
    それでいて、まだ「何か・・・もっと何か無いか!?豚萌え!」とか悩んでいて、
    どこまで逝ってしまうのだろうと自分でも不安というか呆れると言うかw

  2. カギヤッコ | URL | /k8K4ErU

    Re: すっぴん・その後

    ごぶさたしています。
    不可逆豚メイクの解決が完全豚化…恍惚の中に人の意識が消えて行けるのは幸福と言うべきか否か。
    でも、悲しきかな完全豚人から溶解・脱皮して人が出たらどうなるかと思うのは業…(苦笑)

    見事なネタ、感謝です。

  3. greenback | URL | xB9R6Xc2

    Re: すっぴん・その後

    >ゴゴT。さん
    さあ早く下半身をねっとり描写する作業に戻るんだw
    豚化萌え病の悪化に関しては同病相哀れむばかりですねえ。
    一応それなりに雑食のつもりですが、
    じゆうちょうのストックとかほんとに豚ばっかりなので、
    へんなかがみが豚一色にならないようにするのはけっこう骨だったりしますw
    その道ひとすじに精進を続けるゴゴY。さんの姿勢は清々しいですね。
    ぜひとも逝くところまで逝っていただきたいものですw
    改めて、このたびは本当にありがとうございました。
    これからの活躍にも全力で期待しております。

    >カギヤッコさん
    コメントありがとうございます。
    業ですねえw
    私は私で個人的には恍惚に溶けきってオシマイというより
    その後で我に返って、快感に身を任せちゃった後悔と
    豚化した身体を引きずりながら生きていく……
    みたいな自分好みのラストを思い描いてしまうので
    そのお気持ちは痛いほど分かりますw

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